ワークショップ体験の感激を「ネタ」に マイ朝日新聞作りを体験。取材の心得を朝日新聞記者から学んだら、さあ取材。締め切りに間に合わせ戻り、担当デスクから記事チェック、そして出稿します。素敵なワークショップがたくさんある中で私がこれを選んだ理由は、プロの新聞マンたちが本業のエリアで真剣に子どもワークショップを提供していた点に感じるところがあったから。電子新聞作りや編集作業が有意義で教育効果も高いことは説明不要ですが、同時に、新聞社として置かれた状況をも反映していると見たのです。
どの国の新聞社も、ビジネスが直面する厳しい状況を打破するデジタル戦略に頭を悩ませています。読者をどのように巻き込んでコミュニティ展開をできるか。新聞離れの進む若年層にどのようにして新聞の魅力をアピールするか。ワークショップを展開し、参加者が目を輝かせて新聞作りに取り組む姿に触れることで、何かヒントをつかんだかもしれない、と。メディア企業が子どもデジタルワークショップを展開するのは、社会貢献という上から目線ではなく、本業の展開戦略としても十分にあり得る。そう感じた次第です。
 
 
 
  ワークショップコレクションという、意義あるイベントにメディアパートナーとして参画し、新聞メディアのあり方について色々刺激を受けました。そんな中で飛び込んできた、審査員特別賞受賞のうれしいニュースに、企画に携わった関係者一同、心から喜んでおります。
ワークショップでは、取材して伝える、という新聞作りのおもしろさをわってもらおう、と本番さながらの仕掛けを考えました。一生懸命、記者の話を聞き、締め切りを前に必死に取材して回る子供たちの姿に、私達自身が新聞の魅力を再認識させられ、大きな財産を得たように思います。貴重な機会に加えて有り難い賞まで頂き、本当にありがとうございました