そう、そこはくすり工場でした。「1日だけモテるくすり」「宇宙飛行士になれそうなくすり」「宿題がはかどるくすり」。自分でアメを包んで医者でもらう薬入れのようなパッケージを完成させます。受付で待っていると、自分の夢を乗せて作った薬があっちの方からベルトコンベアで運ばれてきて、先生から「犬になるくすりをお待ちの○○さ?ん」と呼ばれてうやうやしく手渡される。なんともアナログでファンタジック。その全体の構成と世界観に味があって、うまい。昨年の審査員特別賞を獲得したピスタチオさんですが、今年もクオリティの高いワークショップが最優秀の評価を受けました。
(中村伊知哉さん)

 
 
     
  私達のワークショップをこのような形で評価していただき、誠にありがとうござ います。子どもたちの真 剣な顔や楽しそうな顔、そして照れくさそうな顔(たまりません)もさることな がら、大人たちから喜ばれたり、褒められたりすることもまた、ピスタチオにとって大きな喜びや力になりました。これからも知恵やアイデアやユーモアや生命力を振り絞って(徹夜も必要となるため)、さらにいろんな人やものの力を借りて、みんなをわくわくさせるワークショップができたらいいな、と思っています。